漫画で言うペン入れとは?
漫画で言うペン入れとは、鉛筆で描いた下書きをペンで本書きすることを言います。ペン入れでは、丸ペンやGペン、スクールペン、筆ペンやミリペン、インクやホワイトなどが必要になります。丸ペンは背景や髪の毛、目などの細かい部分、Gペンは人物や輪郭、スクールペンは吹き出しや文字、筆ペンはベタや髪の毛のツヤといったように、多くのペンを使い分けて描いていきます。これらのペン入れに使用するペンは、メーカーによって描き味が違いますので、自分に合ったペンを使用すると良いでしょう。ペン入れは、基本的に、鉛筆の下書きの上からインクで描き、インクが完全に乾いたところで消しゴムで下書きを消すという手順です。ペン入れでは、人によって描き方が違うようですが、一般的な描き方としては、まず、枠線から引き、吹き出しや文字を書いていきます。右利きの人は、右上から書き進めていくと、乾いていないインクを触ってしまい、汚れてしまうことが考えられますので、原稿用紙の左上から描き進めていくと良いでしょう。また、インクをつける量にも注意が必要です。インクをたくさんつけすぎてしまうと、大切な原稿の上にインクが落ちてしまうこともありますので、インクはつけすぎず、余分なインクは軽く落としてから描くと良いですよ。ペン入れの仕上げは、消しゴムかけです。インクを良く乾かしてから、紙をぐしゃっとしてしまわないように消していきましょう。